UPの最新技術って何がありますか?
デザイン編3 <ニッケル水素電池/アイガード>
頭部に装着できる高い安全性

 UPの開発において、“安全性”は重要な課題でした。例えば、UPに付属している単3形充電式ニッケル水素電池。開発当初は、小型化・軽量化のためにリチウムイオン充電池の使用を前提に開発が進められていました。しかし、リチウムイオン充電池の加熱・発火事故が相次いで報告されるにつれ、その安全性をもう一度見直すことにしたのです。通常のポータブル機器ならばともかく、頭部に装着するUPでは電池の加熱や発火は決してあってはいけない。このように安全性を最重視した結果、単3形充電式ニッケル水素電池の採用が決定されました。リチウムイオン電池からニッケル水素電池への変更により、電池は少し大きくなりましたが、UPは一般の単3形アルカリ電池なども使用できるようになりました。

安全性に対する工夫は、装着時に目の前に位置するディスプレイ部にも施されています。UPの装着時に、何かにぶつかってしまった場合、ディスプレイ部がそのまま目にぶつかってしまわないよう、ディスプレイ部にはアイガードという柔らかなクッション素材でできたカバーを被せています。アイガードは、眼窩の大きさよりも大きいため、ディスプレイが直接目にぶつかることがないのです。




満員電車の中で何かにぶつかっても安全なように、テストを繰り返しました。
(映像カンパニー開発本部 第一開発部第四開発課 副主幹 千秋謙三)

眼球の保護に関しては相当大きなウエイトがありましたね。UPを装着した状態で、何かに押されてぶつかったとしても、ディスプレイは眼に当たるのではなく、よそに逃げるような構造になるようマネキンを使っていろいろ試しています。それから、人間の眼球の大きさは、23ミリから24ミリでみんなほぼ同じ大きさなのです。だから、アイガードの大きさは、それよりも少し大きいくらいになっています。


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